特にご両親としてはじめて結婚式を迎えられる方々は、思わぬ失敗がありがち。テレビなどで紹介されている失敗談は本当に起こりうる話で、笑えない話です。
そうならないためにも、以下の注意に気をつけましょう。
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[お車代など当日渡すお金のご用意] |
主賓の方へのお渡しが必要なお車代。受付を担当されるゲストへの謝礼などの心付けは、いくら包むか、どなたが渡すかを新郎・新婦と事前に打合せのうえ、決めておきましょう。
お母様がご用意され、渡される場合は、最低でも2日前までにご用意されバックに入れておきたいものです。新札がなくて汚いお札になったり、うっかり家に置き忘れる場合もあるので、ご注意を。また不意のご入用のために、予備の新札と袋のご用意も。
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[遠方からのゲストや年輩ゲストへのお世話] |
特に当日多くのご招待客をお招きする結婚式の場合、主賓の方や新郎・新婦の直接の関係のゲスト、相手方のご家族、ご親戚へのご挨拶だけで手いっぱいになり、自分たちの親戚へのお世話に手が回らないケースが多々見受けられます。
こういう場合、遠方からの方や年輩の方がいらっしゃると不愉快な結婚式になってしまいます。ここはお父様などと事前に打合せをされ、役割分担をされるとスムーズ。特にお母様はこれら親戚の方へ、道案内や着替えなどのお部屋のご案内などのお世話を優先されるよう心掛けて。
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[大切なご祝儀のお預かり] |
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当日受付で集まったご祝儀は、披露宴やパーティーの開始時にご両親に手渡されるのが一般的です。ゲストの招待数にもよりますが、結婚式の費用と同じくらいの現金が集まることもよくあります。
宴会が終わって、無事新郎・新婦に手渡すまで油断は禁物。席を立つときは身内の人に預ける。宴会が終わってからもどこかに置かず、肌身離さず持ち歩くことを常に心掛けて。また大金があるのを知っていて、会場関係者を装い狙う部外者もいるので、気を許すことのないように。
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[会場スタッフへの心付け] |
宴会係や着付け、結婚式の進行案内人などへの心付け。以前は慣例化されていて、むしろ受け取るのが当たり前とされていましたが、最近ではサービス料を頂戴しているので受け取らないというところも増えているそうです。それに対し「せっかく用意したから」と無理に手渡そうとすると、お互いいい気持ちで迎えられないことも。そういう場合はきちんと引っ込めることが大事。ただし、感謝の言葉だけは掛けるようにしましょう。
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[仲の悪い親戚への対処] |
どうしても招待しなければならないとき、まずポイントとなるのは席の位置。なるべく席を離すことが大事です。関係の近さからやむなく近い位置にならざるを得ない場合は、必ず間に入ってくれる親戚ゲストを配するのも手です。話し相手になる方がいらっしゃれば、その親戚ゲストも話のはずみ方からあなたのことを気にされることもなく、せっかくの式が険悪なムードにならなくて済むでしょう。
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[さらに心配症のお母様へは] |
特にはじめて結婚式を迎えられるお母様は、数日前から気になっていろんな事が手につかない、夜も眠れないという方もいらっしゃるほど。
ここはひとつ、多少の失敗も気にされないくらいのお気持ちで臨まれては。適度の緊張は必要ですが、せっかくご両親にとっても思い出となる式が楽しくなかったのでは元も子もありません。それに、心から楽しそうな笑顔で迎えられたほうがゲストの緊張感も解け、喜びの度合いも違ってくるはずです。
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