もうひとつ結婚式の準備で、親御様とのご相談が欠かせないのが、
親戚を
どこまで呼ぶかという問題。
これも、きちんと話し合って決めたいところです。
☆基本は本人たちとの関係と優先
親戚ゲストのリストアップはご両親も頭を悩ましてしまう方々も
少なくないはず。
式場全体の席数も限られているし、新郎新婦の呼びたい友人や
会社関係などのゲストの人数もある程度決まっているでしょう。
ご両親との関係で見ると、あの方もこの方も呼ぶべきとなって
しまいがちです。
しかし、「結婚を報告し、祝福される場が披露宴」という本来の意味を
考えると、普段お子様とまったく親交のない方を呼ぶよりは、むしろ
血縁関係は遠くても、「小さい頃からかわいがってくれた」方など、
本人をよく知る人たちを招待することが基本と言えます。
☆親戚は、祖父母・伯父伯母の順で
しかし他人の目などを考えて、最低限の親戚ゲストは招待しておきたいという方もいらっしゃるのも事実。
その場合、祖父母、伯父伯母を優先させるのが筋です。
つまり、お父様、お母様の親、兄弟からリストアップするということです。普段お子様と顔を合わせることはなくても、孫や甥、姪の一生に一度の
晴れ姿を一目見たいと願っている血縁の方も少なくないことでしょう。
ただし、祖父母の方が高齢の為ご出席が難しく、遠くに住んでいる伯父伯母の方でご出席が難しいなどの場合もあります。
「何が何でも呼ぶ」ということではなく、親御様があらかじめ招待する相手に打診してみるのが得策でしょう。
☆両家の人数合わせは不要
通常ゲストの人数は、両家で差が出るのが一般的。自然に合うのは理想的なのですが、新郎新婦の事情も異なるため、実際には難しいようです。
どちらかの家が無理に人数合わせをしようと、身近でない方まで招待されてしまう場合も見受けられます。合わせる必要はまったくありません。
どちらかの家が相手方の家の倍の人数を招待しても差し支えありません。
ただし、どちらかの家は親戚だけ、片方の家は友人だけと極端に揃わないご招待の方法は避けたほうがいいかもしれません。
親戚ばかりなら厳かな雰囲気になり、友人ばかりならにぎやかな雰囲気になるので、両家の雰囲気に違和感が生じる結婚式になってしまうかも
しれません。配分は両家で話し合いましょう。
☆援助は各家庭でさまざま
結納を行わない傾向があるため、ほとんどを援助される親御様もいれば、不足分を援助される場合も。
中にはまったく援助をされないご両親もいらっしゃいます。援助をするかしないかは、各ご家庭の考え方次第のようです。
ちなみに最近では援助をされたご家庭は全国で7割を超え、平均額は両家合わせて130万円以上とも言われています。
☆結婚式費用の両家分担について
結婚式にかかる費用の分担についても、さまざまです。きっちり折半もあれば、新郎側が多めの場合や貯金の多い分新婦側が負担されたケースも。
この分担方法についても、やはり両家の考え方次第と言えます。
しかし、中でもお互い納得がいく方法は、衣裳についてはそれぞれかかった分で負担し、料理、引出物などゲストにかかる費用はそれぞれの家が
招待した人数分を負担、それ以外の費用は両家折半という方法です。招待ゲストの人数が違っても、お互い不満となることがなくて済みそうですね。
いずれにしても、分担についてはお金のことだけに、最初の時点で決めておくことが大切です。
後になればなるほど、もめる可能性も高くなりそうです。
☆ご祝儀の恩恵も見逃せない
最後に結婚式の費用はゲストからのご祝儀である程度まかなえる、というお話。
祝儀の相場は、ゲストの関係により結構な差が出ます。友人の平均額は3万円未満、会社の上司4万円弱、親戚6万5千円未満程度というデータも。
しかしながら、ご祝儀は招待された方が祝う気持ちの印なので、あくまでも期待されずに参考としてとどめてください。
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